[アンカラ/パザルジク(トルコ) 1日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領は1日、大統領選と議会選を5月14日に実施するこれまでの計画を維持する考えを示唆した。多数の死者が出た大地震からわずか3カ月余りでの実施となる。
エルドアン氏は与党議員を前に演説し、「この国は5月14日に必要なことを行うだろう」と述べた。選挙に言及したものとみられる。
選挙は当初6月18日に行われる予定だったが、エルドアン氏が5月14日に前倒しすると表明していた。だが、先月の地震を受けて年内に延期されるとの見方や、6月実施案に戻すとの見方が出ていた。
エルドアン氏は政府の地震対応を巡り強い批判にさらされている。
選挙当局が被災地で投票に向けた準備を行えるか疑問視する声もある。当局者は今週、被災地を訪れて準備状況に関する報告書をまとめる。