[アブジャ 2日 ロイター] - 25日に実施されたナイジェリア大統領選について、候補である野党・労働党のオビ元アナンブラ州知事(61)が2日、選挙に勝ったのは自分で、与党・全進歩会議のティヌブ元ラゴス州知事の勝利は不正だと主張した。法的手段を駆使して大統領職を得るとしている。
ティヌブ氏は1日に得票率37%で当選が確定。選挙は信頼でき、報じられている問題は全体の結果に影響しないと述べた。
得票率29%で2位に入った野党・国民民主党のアブバカル元副大統領もこの日、選挙不正を巡り法廷闘争を行うと言明した。
独立国家選挙委員会によると、オビ氏の得票率は25%だった。
オビ氏は首都アブジャで記者会見し、「全ナイジェリア人に対し、(大統領職を)奪還するため、法的かつ平和的なあらゆる選択肢を模索する。われわれが選挙に勝利し、それを国民に証明する」と述べた。
野党は、選挙委が選挙過程の透明化につながると主張した新技術が機能不全となって得票結果がゆがめられ、信頼を失墜させたとしている。