[オタワ 2日 ロイター] - カナダ議会の委員会は2日、外国による選挙への干渉を巡る疑惑について正式に調査を開始するよう政府に求める決議案を可決した。
決議は拘束力を持たないが、トルドー政権に対する真相究明への圧力が強まる。
中国などが2019年と21年の総選挙に干渉しようとしたとの疑惑が浮上しているが、中国の秦剛外相は「完全に虚偽でナンセンスだ」と否定した。
カナダ安全情報局(CSIS)のビグノー局長は議会で証言し、19年と21年の選挙結果は損なわれていないとの調査結果を支持すると述べた。
同氏は中国による選挙への干渉を巡る報道の内容を確認せず、情報を漏えいした人物を調査していると説明した。