[6日 ロイター] - ロシアのイワノフ外務次官は5日、同国がインド、シリア、インドネシアなど6カ国のビザ(査証)手続き簡素化を進めていると述べた。タス通信が報じた。
イワノフ氏は「インドに加え、アンゴラやベトナム、インドネシア、シリア、フィリピンとの間で(手続きの簡略化が)進められている」と述べた。
タス通信によると、同氏はこれに先立ち、サウジアラビアやバルバドス、ハイチ、ザンビア、クウェート、マレーシア、メキシコ、トリニダードなど11カ国とのビザなし渡航に関する政府間協定を準備しているとも述べていた。
ロシアはウクライナ侵攻後、中国やインド、アフリカ諸国との関係強化に動いている。
欧米諸国や日本はウクライナ侵攻でロシアに制裁を科しているが、中国とインドは制裁を科していない。
インドは中立的な立場を維持し、ロシアのウクライナ侵攻を直接非難することを避けながら同国からの石油輸入を大幅に増やしている。