[シドニー 9日 ロイター] - オーストラリアのマールズ国防相は9日、同国の原子力潜水艦について、インド太平洋や東南アジア、インド洋の平和と安定を確保することが目的だと述べた。
バイデン米大統領は13日に米海軍の主要活動拠点であるサンディエゴでアルバニージー豪首相およびスナク英首相と会談し、米英豪3カ国の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」を通じた原子力潜水艦導入計画の具体化などについて協議する予定。
国防相は議会で「これらの潜水艦が戦争で活動する能力を持つことは明らかだが、この能力の真の目的はこの地域に安定と平和を提供することだ」と述べた。
オーストラリアはオーカスの一環として、2030年代に最大5隻の米バージニア級原子力潜水艦を購入する方針。米国の関係筋4人が8日に明らかにした。
アルバニージー首相はこの報道内容を確認することを避けた。
インドのアーメダバードで記者団に「具体的な提案については適切な時期にさらにコメントするつもりだが、13日にオーカスの会合があることは確認できる」と述べた。