[アンカラ 13日 ロイター] - トルコのソイル内相は13日、2月に発生した大地震による同国の死者が4万8448人に増えたと明らかにした。シリアの死者数を合わせると、5万4000人超となる。
同相は被害を受けたマラティヤ県で記者会見し、トルコで確認されている死者のうち6660人がシリアを中心とする外国籍と説明。当局はなお、1615人の身元確認に当たっていると述べた。
この地震では、本震・余震合わせて11万5000人以上が負傷。数百万人がテントに非難したり、他の都市への移動を模索したりしている。
エルドアン大統領は1年以内に住宅を再建すると表明している。だが数千人がテントやコンテナハウスを離れ、毎日食料調達の行列に並ぶ必要がなくなり、永住可能な住宅に移れるまでには何カ月もかかるとみられている。
ソイル内相は、被災地の239カ所に11万5585個のコンテナハウスを設置する計画で、これまでに23カ所で設置が完了、2万1000個のコンテナハウスで8万5000人が生活していると述べた。