[マニラ 14日 ロイター] - フィリピンと米国は4月11日から28日まで合同軍事演習を実施する。1万7600人が参加し、過去最大規模になるという。演習の報道官を務めるフィリピン軍のマイケル・ロジコ大佐が14日に発表した。
マルコス大統領の下で米国との関係が改善していることが浮き彫りになった。フィリピンは、中国が南シナ海で「攻撃的」な行動を取っていると非難している。
報道官によると、演習には米国から約1万2000人が参加。「水中への実弾射撃訓練」を初めて行う予定。
両国の合同軍事演習でこれまで過去最大規模だったのは、1万1000人以上が参加した2015年の演習。
演習が中国の反発を招く可能性について、報道官は「われわれには領土を守る絶対的、不可侵の権利がある」と強調した。