💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

UAゼンセン、正社員賃上げ4.56% 過去最も高い水準

発行済 2023-03-16 14:31
更新済 2023-03-16 15:19
© Reuters.  3月16日、国内最大の産業別労組である「UAゼンセン」は、同日午前10時時点で妥結した117組合の正社員の平均賃上げ率は4.56%だったと発表した。写真は都内で2021

[東京 16日 ロイター] - 国内最大の産業別労組である「UAゼンセン」は16日、同日午前10時時点で妥結した117組合の正社員の平均賃上げ率は4.56%だったと発表した。前年と同時期の2.47%を大きく上回り、過去最も高い水準。4割の組合が満額回答を引き出した。

© Reuters.  3月16日、国内最大の産業別労組である「UAゼンセン」は、同日午前10時時点で妥結した117組合の正社員の平均賃上げ率は4.56%だったと発表した。写真は都内で2021年4月撮影(2023年 ロイター/Androniki Christodoulou)

正社員、パート、契約など組合員計74万人の賃上げが妥結した。パートタイムの賃上げ率は5.90%で正社員を上回り、雇用形態間の格差が縮小。300人未満の中小組合の賃上げ率は5.27%で、300人以上の4.55%を上回り会社規模による格差の是正も進んだ。

UAゼンセンの松浦昭彦会長は「物価上昇分に見合う程度の賃金引き上げが確保できた」と評価。物価高や人材確保を背景とした、賃上げに対する社会的な機運の盛り上がりも高い賃上げ結果につながったとの考えを示した。相次ぐ早期妥結の流れを受けて、組合員の訴求の声も強くなったという。今後本格化する中小・中堅企業の交渉への波及を目指す。

UAゼンセンは繊維、化学、流通、サービス業など2291の労働組合が加盟(21年9月現在)する日本最大の産業別組織。春闘では751組合が要求書を提出し、正社員の要求分は組合員1人当たりの平均で5.16%、パートタイムは同6.35%で、他産業と比較して相対的に低い賃金水準を引き上げるとして、ゼンセン結成以来、最も高い水準を要求している。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます