[バンコク 23日 ロイター] - 米国務省のコレット参事官は23日、ロシアによるミャンマー軍政支援は容認しがたく、情勢を不安定化させるとした上で、武器供与によりミャンマーに破滅的な状況をもたらしている紛争が助長されるとの見方を示した。
コレット氏はロイターに、米国はミャンマーの危機悪化による広範囲な影響と、ミャンマー国内に軍事基地設置を求める可能性があるロシアと軍政との関係強化を懸念していると説明。
「ロシア政府と交渉するなら誰でも、軍政への武力支援継続は容認しがたく、不安定要素だと伝える必要がある。また、これは地域にとどまる問題ではない」と述べた。
ミャンマーは2021年の軍事クーデター以来混乱状態にあり、軍政が抵抗勢力を弾圧する中、約120万人が戦闘によって家を追われている。