[25日 ロイター] - ウクライナ軍のザルジニー総司令官は25日、東部の要衝バフムトとその周辺におけるロシアの攻勢を何とか阻止し、状況は安定しつつあると述べた。
英国防省も、数カ月に及ぶロシアのバフムト攻勢は部隊に大きな損害が出ているため失速しているとの分析を示した。
軍事専門家によると、ロシアは装備品、特に重戦車が不足している兆候が明らかという。
ザルジニー総司令官は英軍幹部との協議後、「バフムト方面は最も難しい。防衛軍の多大な努力のおかげで状況は安定しつつある」とテレグラムへの投稿で指摘した。
オンラインニュース「Novoe Vremia」がウクライナ軍報道官の話として伝えたところによると、バフムトおよび周辺でのロシアによる攻撃はここ数日、1日当たり20回足らずに減少した。
ロシアのプーチン大統領は国営テレビを通じ、戦車の増産を表明するとともに、英国が戦車用弾薬をウクライナに供給する計画に対して非難を繰り返した。