[26日 ロイター] - 米国家安全保障会議(NSC)のワトソン報道官は26日、司法制度改革への抗議が広がるイスラエルについて深い懸念を表明し、同国の指導者に早急に妥協点を見いだすよう強く求めた。
イスラエルのネタニヤフ首相は26日、政権が推進する司法制度改革に公然と反対を表明したガラント国防相を更迭した。これを受けて市民は大規模な抗議活動を繰り広げた。
ワトソン報道官は声明で、イスラエルの指導者らが早急に妥協点を見いだすことが同国とその国民全てにとって「最善の道だと信じている」と表明。
「民主主義社会は(権力の)チェック・アンド・バランスによって強化される。民主的制度の根本的な変更は、可能な限り広範な国民の支持を得て追求すべきだ」と強調した。