[バンコク 27日 ロイター] - 5月14日に行われるタイ下院総選挙を巡り、直近の世論調査ではタクシン元首相派の最大野党「タイ貢献党」が単独政党としては支持率トップで優位に立っている。ただ親軍派与党連合の合計支持率には及ばず、プラユット首相が続投できるか、それとも政権交代があるのか予断を許さない情勢だ。
次期首相は下院の選挙結果や、新たに任命される上院議員の投票を経て、7月末までに選出される見通し。複数の調査によると、次期首相にふさわしい人物として最も人気を集めているのはタクシン氏次女でタイ貢献党が首相候補にする予定のペートンタン氏で、プラユット氏は大きく水をあけられている。
一方政党支持率はスーパー・ポールの調査に基づくと、タイ貢献党が37%、連立政権を組む親軍派の主要4党と協力勢力の合計支持率は50%超だった。
スアン・デュシット・ポールが示したタイ貢献党の支持率は46%、親軍4党の合計支持率は35%となった。