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[シドニー 28日 ロイター] - オーストラリアの金融監督当局である豪健全性規制庁(APRA)は28日、国内銀行は米シリコンバレー銀行(SVB)の破綻を受けた金融危機に対処できる状態にあるとの見方を示した。
APRAのトップ、ジョン・ロンズデール氏は銀行業界サミットで、オーストラリアと海外の多くの地域の銀行規制要件の違いを見ると、豪銀行システムが危機に対処するため特に適した状態にあると確信できるとし、「ただ、それにより海外の出来事が国内金融安定に及ぼす影響について油断したり盲目になったりすることはない」と説明した。
ウエストパック・バンキング・グループのピーター・キング最高経営責任者(CEO)も、SVBの融資が高リスク資産に集中していたことを踏まえると、豪銀行業界が同様の衝撃を経験する可能性は低いとの見方を示した。