[ワシントン 28日 ロイター] - 2021年1月6日の米議会襲撃を巡り、ペンス前副大統領は事件発生までにトランプ前大統領と交わした会話について連邦大陪審に出頭して証言する必要がある――。ワシントン連邦地裁の判事がこうした命令を下したことが、事情に詳しい関係者の話で28日明らかになった。
関係者によると、判事はペンス氏が事件に関する質問に対して回答を留保する権利や、今回の決定に異議を申し立てる権利も認められると述べた。
この事件の前、トランプ氏は20年大統領選におけるバイデン氏の勝利を議会が認定するのを阻止しようとしないペンス氏を何度も非難していたことが既に分かっている。
議会襲撃でトランプ氏の刑事責任を追及しているジャック・スミス特別検察官の事務所はコメント要請に回答がなかった。ペンス氏の事務所はコメントを拒否した。
これまでの取材に基づくと、ペンス氏は召喚状を通じた大陪審での証言要請に抵抗しているという。