[ニューヨーク 28日 ロイター] - トランプ前大統領が不倫相手に口止め料を払ってもみ消しを図ったとされる疑惑で、ニューヨーク州の大陪審は29日に審理を行わない見通しだ。今週中に行う可能性は低いとみられる。法執行機関の消息筋が明らかにした。
大陪審がいつ審理を再開するかは不明だという。
捜査に当たっているマンハッタン地区検察当局は1月以来、トランプ氏が2016年の米大統領選前に、かつて不倫関係にあったポルノ女優ストーミー・ダニエルズさんに支払われたとされる13万ドルの口止め料に関して、犯罪の証拠を大陪審に提出している。
トランプ氏が起訴されれば、米国の大統領経験者として初めて刑事責任を問われることになる。