[ワシントン 28日 ロイター] - 2024年米大統領選の共和党候補指名争いで有力候補と目されるデサンティス・フロリダ州知事はイスラエルを来月訪問する。
デサンティス氏の事務所は貿易促進が訪問の狙いと説明しているが、共和党の大統領候補はイスラエルを訪問することが長年の伝統になっている。
同氏は州議会の会期が終了する5月初旬に出馬を表明すると予想されている。
イスラエルでは4月27日に演説を行い、米国のユダヤ系慈善家約120人を含む約400人を前に話す予定。イベントを後援するエルサレム・ポストなどが明らかにした。
デサンティス氏は「イスラエルとワシントンが不要な緊張関係にある中、フロリダは米国人とイスラエル人の懸け橋となる」とのリリースを発表した。
同氏はフロリダ州知事としてイスラエルと強く連携する方針を表明しており、19年には貿易代表団の団長として同国を訪れた。18年の在イスラエル米国大使館のエルサレム移転にも支持を表明。昨年11月にはヨルダン川西岸地区をイスラエルの「占領地」ではなく「係争地」と表現した。