[29日 ロイター] - ロシア大統領府は29日、中国の習近平国家主席がウクライナを訪問すべきかどうかについて、ロシアが助言することではないと指摘した。
米AP通信によると、ウクライナのゼレンスキー大統領は習主席のウクライナ訪問を招請した。
大統領府のペスコフ報道官は「中国が公平な立場を取っていることを承知している。われわれははそれを高く評価しており、特定の接触に関する適切さについては習氏が自身で決断すると信じている」とし、ロシアに助言する権利はないと語った。
習氏は先週、ロシアを訪問しプーチン大統領と会談。両首脳は共同声明で、ウクライナ戦争における対話と最終的な停戦に向け中国が示した12項目の提案に言及した。
ウクライナは中国の外交的関与を歓迎しているが、ゼレンスキー氏は、ロシア軍がウクライナ領から撤退した後でなければ、和平交渉を検討しないと述べている。