[29日 ロイター] - 米国、英国、日本、オーストラリアの4カ国は29日、ミャンマー軍事政権が民主化指導者アウンサンスーチー氏率いる国民民主連盟(NLD)を含め40政党を解党処分とすることを決めたことに懸念を表明し、より多様な勢力が参加する形で民政復帰を進めるよう軍事政権に求めた。
ミャンマー軍事政権は28日、政党登録法が定めた期限までに届け出がなかったとして、40政党を解散処分とした。
日本の外務省は「NLDが政治的なプロセスから排除されることで、事態の改善がさらに難しくなることを強く懸念している」とする声明を公表。「日本はミャンマーに対し、スーチー氏を含むNLD関係者を直ちに解放し、すべての関係者が参加する形で問題の平和的解決に向けた道筋を示すよう強く求める」とした。
また米国務省のパテル副報道官は記者団に、米国は40政党が解散処分となったことを「強く非難する」と述べた。