[エルサレム 2日 ロイター] - イスラエルのガラント国防相はヨルダン川西岸の視察を終え、イランの干渉をけん制した。イスラエルのネタニヤフ首相はガラント国防相の更迭を先週決めたが、その後正式な解任通知が送られていない。
ガラント氏は視察先の軍部隊拠点でイランとイスラム教シーア派組織ヒズボラに触れ、「われわれに打撃を与えることはさせない。過去も現在も認めていないし、将来も認めることは決してない」と強調した。
ネタニヤフ氏は先週、政権が推進する司法制度改革に公然と反対を表明したガラント国防相の更迭を発表。これに海外から懸念の声が上がり、国内でも抗議活動が広がった。政府はその後、司法改革に関する手続きを一時停止した。