[バチカン市 4日 ロイター] - バチカン(ローマ教皇庁)は4日、中国が国内最大のカトリック教区である上海の司教を一方的に任命したと明らかにし、任命に関する暫定合意の明確な違反との見解を示した。合意は2018年、2度目の延長が行われていた。
バチカンは、江蘇省海門の司教を上海教区に配置替えしたとの中国の決定を「数日前に」通知され、4日の報道で正式な就任を知ったと説明した。
バチカンの声明に対し、ローマの中国大使館は反応していない。
上海教区はウェブサイトで、就任式に200人余りが参列したと伝えた。
バチカンは4カ月前にも、バチカンが承認していない形の司教配置を行ったとして中国を非難している。
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