[マニラ 10日 ロイター] - フィリピンのマルコス大統領は10日、米軍が利用できる国内の事基地は攻撃的な行動には使われないと指摘し、両国間の協定はフィリピンの防衛強化を目的としたものと強調した。
フィリピンは先週、米国との「防衛協力強化協定(EDCA)」に基づき、米軍が新たに使用できる軍地基地4カ所を公表した。これに対し中国外務省は、地域の緊張を高めるだけと非難した。
マルコス氏は記者団に「中国の反応は驚くべきことではない」とした上で「フィリピンは基地がどのような攻撃的行動に使われることも許さない」と述べた。
「誰も攻撃してこなければ、われわれは戦わないため心配する必要はない。領土の防衛、国家の防衛を強化しているだけだ」と語った。