[モスクワ 10日 ロイター] - ベラルーシのルカシェンコ大統領は10日、首都ミンスクでロシアのショイグ国防相と会談し、自国が攻撃された場合にロシアが防衛するという保証を求めた。国営ベルタ通信が報じた。
会談でルカシェンコ大統領は、以前この問題についてプーチン大統領と協議し、安全の保証が必要で正式なものにする必要があるとの認識で一致したと指摘した。
「(プーチン氏との)会談では、ベラルーシが侵略された場合、ロシアはベラルーシを自国の領土として防衛するという趣旨の話があった。これがわれわれが必要とする安全保障(の保証)だ」と述べた。
昨年末から軍事訓練やロシア高官の訪問が相次ぎ、ベラルーシがロシアのウクライナ侵攻に正式に参加するのではないかとの観測が広がっている。ルカシェンコ大統領はそうした観測を一貫して否定しているが、自国領土侵略や不安をあおる試みには対応する姿勢を示している。