[台北 11日 ロイター] - 台湾国防部(国防省)は11日、中国軍が前日に演習を終えたものの戦闘機や艦艇が周辺海域にとどまっていると指摘した。
中国は、蔡英文台湾総統が米国でマッカーシー下院議長と会談したことに反発し8日から3日間の軍事演習を開始。10日に任務を完了したと表明していた。
台湾国防部は、11日の昼前に中国軍の艦艇9隻、J-16やSU─30など軍用機26機が台湾周辺を戦闘即応パトロールしているのを確認したとし、台湾軍が注視し対応していると説明した。
ロイター記者によると、台湾の対岸にある中国福建省福州市沿岸では、小規模の軍事演習が行われている。この演習は、台湾周辺での演習前に発表されていたものという。
蔡総統は10日、中国の軍事演習は台湾と地域を不安定化させており、大国の責任ある振る舞いではないとフェイスブックで非難した。
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