[メキシコ市 13日 ロイター] - 米国とメキシコの両政府は13日、合成オピオイド「フェンタニル」密輸や麻薬カルテルとサプライチェーン(供給網)に対する対策を強化することで合意した。
両国はここ数週間、中国に対し合成麻薬生産につながる原料輸出規制への協力を要請している。
ホワイトハウスは今週、フェンタニル取引に関与する密輸業者の不正な金融活動阻止に向け対策を拡充すると表明。一方、メキシコのエブラルド外相は、米国からメキシコへの武器流入を監視・抑制する専門チーム設立を米政府に要請したと述べた。
メキシコは、米国から麻薬カルテルに殺傷能力のある武器が渡っている問題で米銃業者の責任を問う民事訴訟を起こしており、対策を講じることは共通の責任としている。