[ワシントン 16日 ロイター] - トランプ前米大統領の選挙活動陣営は15日、1─3月の資金調達総額は1450万ドルで、同氏が起訴されそうだと明らかにした後に寄付が急増したことを明らにした。
連邦選挙委員会への情報開示は資金調達の全てをカバーするものではなく、オンライン寄付者の全詳細を開示するものでもない。
しかし、トランプ氏がニューヨーク州の大陪審が自分を起訴しようとしていると明らかにした3月18日以降の2週間で、個人献金は少なくとも270万ドルに上った。その前の2週間は100万ドルをやや上回る程度だった。
トランプ氏が不倫口止め疑惑で3月30日に起訴され、刑事責任を問われる初の大統領経験者となって以降、支持者の動きと資金調達は活発化している。
陣営は3月までの支出として350万ドルを報告しており、その半分近くは活動員の給与と旅費に充てられた。少なくとも7000ドルはフロリダ州にあるトランプ氏所有のゴルフクラブやリゾートで使われた。
今月行われたロイター/イプソスの世論調査によると、共和党員の10人に8人がトランプ氏に対する訴訟は政治的な動機があるとみており、起訴後に他の共和党大統領候補に対するトランプ氏のリードは広がっている。
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