[19日 ロイター] - ドイツのピストリウス国防相は19日、サハラ砂漠南部のサヘル地域でロシアの主張や提案に支持が集まり、欧米諸国が劣勢になりつつあると指摘した。
同相は欧州連合(EU)が西アフリカのニジェールで展開する軍事支援ミッションに独軍部隊を派遣する計画について議会で発言した。派遣には議会の承認が必要。
「かなりの国際支援があるにもかかわらず、ニジェールの治安状況は改善されていない」とし、ロシアによるウクライナ侵攻開始以来、サヘル地域やアフリカ全域で地政学的・安全保障環境が厳しくなるのを目にしていると述べた。
ロシアの存在感が大きいことがサヘル地域の戦略的重要性をなおさら高めていると強調した。