[ガザ 7日 ロイター] - 国連世界食糧計画(WFP)が20万人を超えるパレスチナ人に対する食料などの支援を来月以降停止することになったと、担当幹部が7日明らかにした。
同担当者は「深刻な資金不足により、WFPは限られた資源をより広く提供するため苦しい選択を余儀なくされた。6月から現在の対象者の60%に相当する20万人超への支援を停止せざるを得ない」と述べた。
WFPはパレスチナの貧困層に1人当たり毎月10.30ドル相当の商品引換券と食料を配給してきたが、ともに支援が停止される。最も影響が深刻なのは、食料供給が最も不安定で最貧困地域であるパレスチナ自治区ガザと、ヨルダン川西岸の家計だという。