[アンカラ 8日 ロイター] - トルコの大統領選・議会選を14日に控え、エルドアン大統領は8日、野党は混乱を誘発している上、テロリストに肩入れしていると非難した。ただ具体的な証拠は示さなかった。
トルコ東部エルズルムでは7日、イスタンブールのイマモール市長へ向けて抗議者が投石。エルドアン氏はこの出来事に直接的には言及しなかったが、その際に野党が対立を煽ったとほのめかした。
エルズルムは与党、公正発展党(AKP)の強力な地盤。イマモール氏は、大統領選で野党統一候補のクルチダルオール氏が勝利すれば、副大統領に就任する見通しだ。
エルドアン氏は8日、トルコ西部エディルネでの集会で、野党がLGBTを支持し、テロリストに肩入れしていると指摘した。
世論調査では、エルドアン氏はこれまでの政治経歴の中で最も厳しい状況に直面している。専門家は、エルドアン氏は保守派やナショナリストの有権者を取り込むための戦術を強化していると話した。