[ジュネーブ 15日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は15日、欧州の加盟国がロシアによる昨年のウクライナ侵攻を受けてモスクワの地域事務所閉鎖を可決したと明らかにした。
事務所は非感染性疾患対策の欧州拠点で、昨年から国外移転が検討されていた。
ジュネーブのロシア外交当局はコメント要請に応じていない。
WHOによると、投票はWHO欧州事務所で15日に開かれた特別会合で行われ、移転案可決に必要な過半数の賛成票が投じられたという。事務所は2024年1月1日までにコペンハーゲンに移転される予定。
会合では、親ロシアのタジキスタンが自国への移転を模索したが、反対票が過半数を占めた。