[ワシントン 15日 ロイター] - 米ホワイトハウスは15日、イランとロシアが前例のない防衛協力の強化を進めている兆候が見られ、ウクライナ戦争の長期化とイランの近隣諸国に対する脅威増大につながっているとの見解を示した。
ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は、協力の一環として昨年8月以来400機超の攻撃用ドローン(無人機)などがロシアに提供されていると指摘。これは「防衛協力の急拡大」で、ロシアによるウクライナでの殺りく継続につながるほか、イランの軍備増強とそれによる近隣諸国への脅威拡大につながると述べた。
その上で、米国はイランとロシアの軍事協力強化を標的とする新たな対策を発表していくと説明した。