[23日 ロイター] - 米南部サウスカロライナ州の議会は23日、胎児の心拍活動が始まる6週目以降の人工妊娠中絶を原則禁止する法案を可決した。ヘンリー・マクマスター州知事(共和党)の署名が予想されている。
法案は、当初案が今年、州最高裁から違憲判決を受けたことを受けて修正されたもので、多くの女性が妊娠に気づく前の中絶をほぼ禁止している。レイプや近親相姦の場合は12週目までの中絶を認め、医療上の緊急事態は例外とした。
現在、サウスカロライナ州は、妊娠22週目までの中絶を認め、南部で最も寛容な州の一つとなっている。中絶処置を受けるために近隣の州から女性が訪れる事例もあるが、可決された法案が成立すればそれが難しくなる。