[北京 27日 ロイター] - 中国の李輝ユーラシア事務特別代表はロシアのラブロフ外相らと会談し、ウクライナに関する客観的で公正な立場を堅持するとともに平和・対話を促してきたと述べ、危機の政治的解決に向けて努力すると伝えた。中国外務省が27日に発表した。
双方は中ロ関係やウクライナ危機の政治的解決について意見交換し、中国の習近平国家主席による最近の訪ロが相互信頼をさらに強めたとの認識で一致したという。また、二国間・多国間の戦略的協調と各分野での交流・協力をさらに強化することでも合意した。
元駐ロシア大使の李氏はウクライナ危機の「政治的解決」を話し合うことを目的に各国を歴訪。ロシアが最終訪問国となる。
同氏はロシアを含む全ての当事者との交流と対話を強化すると表明した。