[アスタナ 9日 ロイター] - カザフスタンのトカエフ大統領が、6月14─17日に開かれるサンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)を欠席すると、カザフスタン政府が9日発表した。
トカエフ氏は昨年のSPIEFに出席した際、プーチン大統領と共に立った壇上でカザフがウクライナ東部や旧ソ連諸国にある親ロシア地域の独立を認めないと公言。カザフは世界最長の陸上国境をロシアと接し、同国を戦略的パートナーと位置付けてきただけに、この発言には驚きが広がった。
SPIEFはダボス世界経済フォーラムのロシア版とも考えられているが、ウクライナ侵攻を受けて西側諸国の高官や財界人は出席を見送っている。
カザフ政府報道官は今年のSPIEF出席者について、副首相と副経済相のみと述べた。
大統領府はトカエフ氏の欠席理由に関するコメントを控えた。