[ウェリントン 12日 ロイター] - ニュージーランド国営のラジオ・ニュージーランド(RNZ)は、ウェブサイト上に掲載したロシアのウクライナ侵攻に関するニュースについて、配信元の記事に不適切に手を加えた事例があったとして調査を開始したと明らかにした。
同社は11日までに、サイト上で2022年4月以降の16件の記事を訂正。ウクライナでの出来事について親ロシア派の解釈を事実として報じる形で元記事が変更されていたという。
問題の記事のうち14件はロイターが配信元で、1件は英BBCの報道に基づいていた。
RNZは、全ての記事を対象に調査を継続していると文書で説明した。
この問題は、ロイターが今月8日に配信した記事でロシアでの「戦争」という言葉に変更が加えられていたことが判明し、表面化した。
ロイターの広報担当は配信コンテンツは書面での事前了承なしに変更を認めていないと述べた。
BBCはRNZの問題であるため同社に問い合わせる必要があるとコメントした。