[モスクワ 21日 ロイター] - ロシアは21日、世界自然保護基金(WWF)のロシア支部を「好ましからざる団体」に指定した。これによりWWFのロシアでの活動が禁止される。
検事総長は声明で、WWFはロシアの経済発展の「束縛」を目的にエネルギー、石油、天然ガス産業に対する「偏向的な」キャンペーンを展開しているとし、WWFのロシア支部は「経済分野における安全保障上の脅威」になっていると指摘した。
WWFは1994年にロシアで活動を開始。今年3月に米欧などのスパイを意味する「外国の代理人」に指定された。
ロシアは今年5月、環境保護団体グリーンピースを「好ましからざる団体」に指定し、活動を禁止している。