[ワシントン 21日 ロイター] - 米海軍は21日、沿岸警備隊の巡視船「ストラットン」が20日に台湾海峡を通過したと発表した。
海軍第7艦隊は声明で「通常の航行」だったと説明。「いかなる沿岸国の領海にも属さない航路を通過した」とし、「自由で開かれたインド太平洋に対する米国のコミットメントを示すものだ」と述べた。
台湾海峡では今月、中国軍の艦艇が米駆逐艦に約140メートルまで接近し、米軍は危険な行為だと非難。中国は米側が意図的にリスクを高めていると反発した。
台湾国防部(国防省)は巡視船は北方に航行したと述べ、通常の航行と捉えていると説明した。
一方、中国沿岸警備隊は、中国の艦船が米巡視船を追尾しているとし、中国は主権と安全、海洋権益を「断固として」守ると強調した。