[21日 ロイター] - 米フロリダ州の連邦地方裁判所は21日、トランスジェンダー(出生時の性と自認する性が一致しない人)に対する医療行為にメディケイド(低所得者向け医療保険)からの給付を禁じた同州の措置を無効とした。同州の反トランスジェンダー法が阻止されたのはこの2週間で2度目となる。
ロバート・ヒンクル判事は、この措置が憲法修正第14条の平等保護の権利、さらに連邦メディケイド法と医療保険制度改革法の性差別禁止に違反するとした。
同判事は今月6日、18歳未満に対する思春期阻害剤やホルモン剤などによるジェンダー・アファーミング・ケア(ジェンダーを尊重する医療)を禁止する同州法の施行を部分的に阻止していた。
ジェンダー・アファーミング・ケアを禁止する州法はアラバマ州、アーカンソー州、インディアナ州、オクラホマ州でも差し止められている。