[バチカン市 22日 ロイター] - ローマ教皇フランシスコ(86)は22日、予定されていたカトリック東方教会の会議での講話読み上げを省略した。今月7日に受けた腹部ヘルニアの手術に伴い、なお呼吸に問題があるためとした。
教皇は「まだ麻酔の影響が残っており、うまく呼吸できていない」と説明。代表らに講話の文面を送付すると述べた。
気分はどうかと問われると「まだ生きている」と答えた。
教皇は療養のため9日間入院。16日にバチカン(ローマ教皇庁)に戻って以後は、キューバとブラジルの大統領による謁見を含め多忙な日程をこなしており、22日には8件の予定が入っていた。
ただ、カトリック教会の行事「世界青年の日(ワールド・ユース・デー)」に伴う8月2─6日のポルトガル訪問とファティマ大聖堂訪問については、良好な健康状態になると明言するビデオメッセージを投稿した。