[ワシントン 22日 ロイター] - バイデン米大統領とモディ印首相は22日、国境を越えたテロを強く非難するとともに、パキスタンに対し同国の領土が過激派組織に利用されないために行動するよう求めた。ホワイトハウスが共同声明を発表した。
共同声明は「両首脳は(アルカイダなど)国連にリストアップされた全てのテロリスト集団に対する協調行動を改めて呼びかけた」としている。
インドは、1980年代後半からカシミール地方でインドの治安部隊と戦っているイスラム過激派を支援しているとしてパキスタンを長年非難。パキスタンはインド側の主張を否定している。
また、インド政府は2019年、ジャンムー・カシミール州に与えていた特別な地位を廃止し、同州を2つの連邦直轄地に分割。パキスタンはこの動きを違法とし、元に戻すよう求めている。これを受け、両国は外交関係を格下げした。