[26日 ロイター] - 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は26日、スペインなど欧州諸国では異例の猛暑で障害のある人がより大きな影響を受けているとし、適切な支援を提供するよう当局に呼びかけた。
HRWは報告書で、特に危険な気温に独りで対処しなければならない場合、障害がある人は猛暑による死亡、身体的、社会的、精神的苦痛のリスクに直面すると指摘。
障害がある人の中には暑さに対する身体反応能力に影響を与えるような健康状態であったり、そのような薬を使用していたりする人がいるとし、暑さで外出できないことは社会的孤立にもつながりかねないと警告した。
HRWの障害者権利研究アシスタント、ジョナス・ブル氏はアクセスしにくい都市空間が問題を悪化させているとロイターに語った。同氏の研究はスペインに焦点を当てているが、他の欧州諸国にも当てはまるという。