[イスラマバード 26日 ロイター] - パキスタン外務省は26日、同国に過激派対応を求めた先週の米印共同声明に懸念を示すため、米大使館の次席公使を呼び出した。
バイデン米大統領とモディ印首相は22日、国境を越えたテロを強く非難するとともに、パキスタンに対し同国の領土が過激派組織に利用されないために行動するよう求めた。
パキスタン外務省は声明で「米国はインドのパキスタンに対する根拠のない政治的動機に基づく主張を奨励すると解釈されかねない声明発表を控えるべき」と強調。「また、パキスタンと米国のテロ対策協力は順調に進んでおり、両国関係をさらに強固にするには信頼と理解を中心とした環境を整えることが不可欠だ」と訴えた。
米国務省のミラー報道官は定例記者会見で、パキスタンはテロ対策で重要な措置を取ってきたとしつつ、さらなる対応を求めた。