[シドニー 4日 ロイター] - インドネシアのジョコ大統領は4日、オーストラリアのアルバニージー首相とシドニーで会談し、電気自動車(EV)用バッテリーを巡る両国の戦略的協力が優先課題だと述べた。
ジョコ大統領は国内にEV用バッテリーの生産産業を構築したい考え。インドネシアはEV用バッテリーに利用されるニッケルの埋蔵量が世界最大。一方のオーストラリアはバッテリー原料であるリチウムの主要生産国だ。
ジョコ大統領は会談後、記者団に「インドネシアとオーストラリアはEV用バッテリーの共同生産を通じて、より実質的で戦略的な経済協力を打ち立てる必要がある」と発言。
財界人との会合では、インドネシアが2035年までにEV100万台、電動バイク320万台の生産を目指すと述べた。
アルバニージー首相は、EVへの世界的な移行には「信じられないようなチャンス」があると述べた。