[ワシントン 5日 ロイター] - 米ホワイトハウスで2日発見されたコカインは、大統領執務室などがあるウエスト・ウイング入口付近の来訪者が電子機器などの持ち物を置く棚に置かれていたと、関係筋が明らかにした。
ホワイトハウスによると、シークレットサービスが現在捜査を進めている。関係筋は、来訪者の記録や監視カメラの映像のチェックが行われていると明らかにした。
ホワイトハウスのジャンピエール報道官は、コカインが見つかった場所について「多くの人が行き来し、ウエスト・ウイングを訪れる人の多くが通る場所」と説明した。
捜査の一環で薬物検査を受けた人がいるかという記者団からの質問に対しては「シークレットサービスによる捜査結果が出るまで、適切かつ正当とされる行動を取る」と応じた。
バイデン大統領は5日、コカインに関する記者団からの質問に応じなかった。ジャンピエール報道官によると、バイデン大統領は真相の究明を「非常に重要」と考えていているという。
ジャンピエール報道官は、6月30日━7月2日にウエスト・ウイングのツアーが行われたと明らかにした。
発見時、バイデン大統領はホワイトハウスに滞在していなかった。関係筋によると、バイデン大統領の親族らが来訪する際は通常イースト・ウイングの出入口を使うという。