[ワシントン 6日 ロイター] - 2024年の米大統領選で共和党候補指名を目指すデサンティス・フロリダ州知事が第2・四半期に2000万ドルを調達したことが分かった。デサンティス氏の選挙陣営が6日明らかにした。
デサンティス氏はこのところ逆風に見舞われているが、資金面からは勢いを保っている様子がうかがえる。
指名候補獲得を争うトランプ前大統領は、幾つもの訴訟に巻き込まれながらも、資金調達団体が同じ時期に約3500万ドルを調達し、金額が前期から大幅に増加した。
デサンティス氏の選対本部を率いるジェネラ・ペック氏は、「この国を(正しい)軌道に戻すために多くの国民が資金を出してくれたことに感謝する」との声明を発表した。
デサンティス氏を支援する特別政治活動委員会(スーパーPAC)、「ネバー・バック・ダウン」は6日に別途、3月の発足以来1億3000万ドルを集めたと発表した。
こうした動きからは、共和党の大口献金者層の相当な部分が、トランプ氏に代わる党候補を擁立したい姿勢にあることが分かる。
それでも各種世論調査でデサンティス氏は、トランプ氏の圧倒的な支持率のリードをまだ切り崩すことができていない。