[6日 ロイター] - ロシアは6日、フィンランドの外交関係者9人を国外追放すると発表した。フィンランドが先月、諜報活動を行ったとしてロシアの外交関係者9人を追放すると発表したことへの報復としている。
ロシア外務省は、フィンランドがロシアに対する「対立的な」政策を継続しているとして、サンクトペテルブルクのフィンランド領事閉鎖も決定したとした。
ロシアは声明で「現在検討されているフィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加盟条件はロシア連邦の安全保障に脅威をもたらすとともに、明らかに敵対的と言える量の兵器を西側から供給してウクライナを戦争に駆り立てるものだ。フィンランド政府のこのような路線を放置するわけにはいかない」と主張した。
フィンランドのニーニスト大統領は、この措置を「フィンランドの(ロシア外交関係者追放)決定に対する有害かつ不均衡な反応」と反発。対応としてトゥルクのロシア領事館閉鎖を準備していると明らかにした。