[12日 ロイター] - 国際移住機関(IOM)は11日夜、約3カ月に及んでいるスーダン国軍と民兵組織「即応支援部隊(RSF)」の戦闘で発生した避難者が300万人を突破したとの推計を公表した。240万人以上が国内で避難、73万人以上が国外に避難しているという。
4月15日の紛争開始以来、大半の市民が紛争中心地となっている首都ハルツームか、民族を標的とする暴力が増加しているダルフールから避難しているという。
国連当局者らは、地域や国際的な仲介努力が失敗しており、スーダンが内戦に陥る恐れがあると指摘している。
国連スーダン特使のフォルカー・ペルテス氏はベルギーで、「この戦闘はすぐには終わらない」と発言。休戦協定がこれまで何度も破られ、「基本的には(休戦期間が)両勢力の立て直しに利用されている」と述べた。