[アンカラ 14日 ロイター] - カナダ政府は、トルコがスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟を容認する方針に転じたことを受け、対トルコ禁輸措置の解除に向けた協議を再開した。関係筋がロイターに明らかにした。
カナダは2020年、アゼルバイジャンとアルメニアの紛争でトルコが同じトルコ系民族のアゼルバイジャンにドローン(無人機)を供給しているとしてドローン部品輸出を停止した。
関係筋によると、カナダはNATO首脳会議でのトルコのスウェーデン加盟容認を条件に協議再開に合意した。両国の協議はトルコが昨年にスウェーデンとフィンランドの加盟に反対して以降凍結されていた。
一方、カナダ首相府は声明を発表し、輸出規制は「重要な理由に基づき課されている」とし、引き続き実施されると説明している。