[北京 24日 ロイター] - 中国東北部の黒竜江省チチハル市の学校で23日、体育館のコンクリート製の屋根が崩落し、10人が死亡した。まだ1人ががれきの中に取り残されている。国営メディアが24日報じた。
新華社が地元消防当局の話として伝えたところによると、事故が起きたのはチチハル市竜沙区の中学校。事故発生当時、体育館には19人がおり、このうち15人が崩落に巻き込まれた。ソーシャルメディアに掲載された上空からの映像によると、屋根は完全に崩壊しており、救出作業が続いている。
新華社によると、これまで調べたところでは、体育館に隣接する教育棟の建設中に作業員が資材のパーライトを体育館の屋根に不法に置いていたことが分かった。雨が降り続く中、パーライトが水を吸って重くなり、屋根が崩落したという。
詳しい調査が継続中で、建設会社の責任者が警察に身柄を拘束された。
中国ではこの週末、チチハル市を含め幾つかの地域が豪雨に見舞われ、洪水などの被害も発生している。
*写真を差し替え、動画を追加します