[ワシントン 24日 ロイター] - 米ホワイトハウスのジャンピエール報道官は24日、ロシアの首都モスクワが同日早朝にウクライナ軍のドローン(無人機)による攻撃を受けたことを受け、米国は「一般原則としてロシア国内の攻撃を支持しない」と述べた。
ロシア国防省は、モスクワでウクライナ軍のドローン2機による「テロリスト攻撃」があったが撃墜したと発表し、激しい報復を警告した。
ジャンピエール報道官は「これはロシアが始めた戦争だ。民間人に対する残忍な攻撃を行う代わりにウクライナから軍を撤退することで、いつでも戦争を終わらせることができる」と強調した。
一方、ウクライナ当局は同日、ロシア軍のドローン攻撃でドナウ川沿いのウクライナの複数の穀物倉庫が破壊され、7人が負傷したと発表した。
また、ロシアが2014年に一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島では夜間にドローン17機による攻撃があった。ロシア側当局者によると、弾薬庫が攻撃され、住宅も被害を受けた。