[シカゴ 27日 ロイター] - 米東部が27日、深刻な熱波に見舞われ、当局者らは気温と湿度の上昇に注意を呼びかけた。
米国立気象局(NWS)によると、37.8度(華氏100度)を超える気温や体感温度を示す熱指数が少なくとも29日まで予想されており、国内人口の半分ほどに当たる約1億8000万人が高温に関する注意報や警報の対象となっている。
首都ワシントンでは熱指数が41.7度に達する見通し。フィラデルフィアは29日まで高温に関する健康非常事態を宣言した。ニューヨーク市でも28日に熱指数が39.4度に達する可能性がある。
こうした中、バイデン大統領はアリゾナ州フェニックスのガレゴ市長とテキサス州サンアントニオのニレンバーグ市長と猛暑の影響について協議。「気候変動の影響はもはや誰も否定できない」と述べた。
また、高温に関連する連邦政府の労働者保護措置を明確にし、警戒情報を出すようスー労働長官代行に指示した。地方自治体の植樹を支援する10億ドル超の補助金なども発表した。
*カテゴリーを追加します